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気の向くままに

乙女ゲームとか。少女漫画とか。たまーにOLの日常とか。

女王の花 1巻 感想

 

またまた週末になってしまいました。

先週は真ん中に祝日があったので、なんだか調子が狂いますね。

今日こそ部屋を片付けよう!と思っていたのに、全く進まず、夕方になってしまいました。すっかりサザエさん症候群です。

 

さてさて恒例(になってきた?かな?)の少女漫画感想です。

ファンタジー好きで、ファンタジーばっかり紹介している私ですが、今回も珠玉の中華風ファンタジーです!

 

 

 

女王の花 1 (フラワーコミックス)

女王の花 1 (フラワーコミックス)

 

 

掲載誌はベツコミ。レーベルはベツコミフラワーコミックス。

1巻は2008年に出版されて、既刊14巻、連載中です。

 

ベツコミからは前回の『青桜オペラ』(桜小路かのこ/小学館)から2度目のエントリー。

ベツコミって、高校生の学園青春ものが多いイメージだったので、この作品がベツコミだったことに正直驚きました。

『青桜オペラ』もですが、案外守備範囲広いのかもしれませんベツコミ

 

さて、お伝えしたとおり、中華風ファンタジーです。女の子主人公で後宮モノかな!とわくわくして手に取りました。

狼陛下の花嫁』(可歌まと/白泉社)にドハマりした影響で、中華風ファンタジーに期待大!だった私ですが、、、、

 

いや、全然違いました!後宮モノといえば後宮モノなのですが、タイトルに「女王」とあるように、主人公が政権争いの中心人物となります。なので、王の寵愛を競い合う普通の後宮モノなんかではなく、完全に、「大河ドラマ」クラスのスケールのお話でした。

少女漫画のスケールを軽く超えた、「本気の」歴史ロマンです!

面白くなってきたー!!

でも、「少女漫画」としては好き嫌いはっきり分かれる作品かもしれません。全然王道のご都合展開にならないので。

でもでも、しっかりキュンも恋もありつつ、物語に引き込まれていきますので、全力でおすすめです。ファンタジー好きにはぜひぜひ!!!

 

あらすじ

亜国の姫、亜姫(あき)は正妃である母が病弱で、後ろ盾も弱いため、非常に冷遇されています。そんな境遇にありながらも母の世話をし、時に母のために食料を盗んだりなんかもしながら、たくましく暮らしていました。そんな中、異民族の奴隷、薄星と出会い、従者とします。二人はお互いに辛い境遇にありながらも力を合わせ、暮らして行きますが、第二王妃である土妃(どひ)に母を殺されたり、父に国を出ていけと言われたりと境遇は悪くなるばかり。それでも亜姫は母の敵を討つために、学び、戦い、いつか土妃に復讐をとげるため、前に進み続けます。

そんな健気な亜姫をとりまくのは、どす黒い権力争いに明け暮れる沢山の野心や思惑ばかり。一生を共にすると誓った従者の薄星とともに、亜姫の一生を懸けた復讐への旅がはじまります―――

 

 

といったところでしょうか。物語が壮大すぎて、あらすじを書くのがとても難しかったです。

 

亜姫のサクセスストーリーなのかな、と思っていましたが、実際は亜姫と薄星のW主演の「ふたりの」物語なんですよね。

王族の亜姫と奴隷の薄星。ふたりの身分の差を超えた絆が見どころです。

 

1巻は二人の幼少期から描かれ、出会い、境遇、そしてキーマンたちの登場と内容が盛りだくさんです。お話としては、どうしても亜姫の境遇が悪くなるばかりで辛いことも多いのですが、凛々しく成長した亜姫と、たくましくなった薄星が、ふたりでいる時にみせる無邪気な笑顔なんかが、本当に魅力的で、説明に終わってしまいがちな第1巻にも、誰かに話したくなるような物語が沢山詰まっています。

 

1巻といえばやっぱりはじまりかた。ラストはここに帰結するんだろうな、と思わせるようなワンシーンから全てがはじまるのですが、どうも悲しいラストを匂わせているんですよね。「もう一度 あの星が 還るなら」なんてプロローグなので、薄星は最後にはそばにいないんだろうか、、、と心配になってしまいます。

 

一方、ラストを見通した上で、描かれている作品だけあって、破たんなく物語が進み、安心して読むことができるのもポイント高いです。

読み切りスタートの少女漫画は、結構矛盾に目をつむる必要があるのですが、初めから長期連載を見据えて考え抜かれたストーリー、さすが、面白いです。

 

 

もうずっと切なくて切なくて仕方のないストーリーなのですが、これからどんな風に動いていくのか、身分の違う薄星との関係はどうなってしまうのか、ドキドキしながら見守りたいと思います。

 

糖度はほぼ0に近い1巻なので、「少女漫画」としては好き嫌いが分かれるかもしれませんが、薄星の亜姫に対する切ない恋心とか、魅力的な登場人物とか、見どころは満載です!

物語に集中しすぎて壁ドンさがすの忘れました!いや、そんな甘いシーン欠片もありませんでしたが(笑)