気の向くままに

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青桜オペラ 1巻 感想

 

定番にしたい、少女漫画感想シリーズ。

今回は『青桜オペラ』!

2015年に1巻が発売の割と新しい作品です。

掲載誌は「ベツコミ」。出版社は小学館

レーベルはベツコミフラワーコミックスです。

 

 

青楼オペラ 1 (Betsucomiフラワーコミックス)
 

 

 

おしゃれな表紙に誘われて購入しました。

普段行かない本屋さんで、全巻平積みされていたのがきっかけです。

本屋さんによって、売りたい漫画が違うのか、平積みにも個性があって楽しいですよね。

 

既刊4巻なのですが、4巻平積みにするとかなり素敵です。際立っておしゃれな感じ。

どうやら江戸時代の吉原が舞台のようで、時代モノにハマっていた時期だったこともあり、ついつい購入してしまいました。

前に感想書いた『大正ロマンチカ』(小田原みづえ/宙出版)でもわかるように、とにかく「着物」が大好きなのです!

 

 

あらすじ

舞台は江戸時代、吉原(遊郭のあるところ)。

親を亡くした武家出身の朱音(あかね)は、自ら有名な遊郭「曙桜(あけぼのろう)」に身を沈めます。そこで出会った、高利貸しで上客の惣右助(そうすけ)に気に入られ、金銭的援助を貰ったものの、惣右助の本心はわからないまま。会う度に憎まれ口ばかり。どうやら、「遊び人の武家嫌い」で有名らしく、武家出身の朱音のことも落ちぶれた武家を弄びたいだけなのだろうと疑う朱音。でも、時折感じる惣右助からの温かい支えに心を揺らします。

 

一方、もともとの家でずっと朱音に仕えていた利一郎(りいちろう)が、朱音が遊郭に身を落としたと知り、一度出家したにもかかわらず、駆けつけます。「見世」に勤める形で傍で支えたいという利一郎。朱音はその優しさに涙しますが、二人の関係は決してバレてはなりません。

 

「朱音」の名を捨て「茜(あかね)」となり、イケメン2人に支えられ、時に翻弄されながら、茜の花魁修行が幕を開けます!

 

 

といった感じです。

思い入れが強すぎて、あらすじがわかりづらくなってしまいました(笑)

精進します、、、

 

さてさて感想ですが、素直にめっちゃ面白かったです!

この作者の作品は読んだことがなかったのですが、大当たりでした。ハマりすぎて、作者の代表作『BLACK BIRD』(桜小路かのこ/小学館)も全巻揃えました。

 

なにより、絵が華やかなのがいいですね。美人がしっかり美人!

朝明野(あさけの)花魁の色気がすごい!

舞台が遊郭なだけあって、花魁が絵的に寂しかったらつまらなくなってしまうので、そのあたりを安心して読めるのは嬉しいです。

もちろんイケメンもしっかりイケメン。外しません。

 

物語もすごく面白いです。

花魁モノの少女漫画、と聞いて、イケメンに支えられて花魁を目指す、頑張る女の子のサクセスストーリーを想像していたのですが、なんとこの漫画、サスペンスなのです!

 

どうやら朱音の家の没落には謎があるらしく、なぜお家が取り潰しに遭ってしまったのか、謎を突き止めるために、江戸中の情報の集まる「吉原」へ朱音は自らやってきたというのです。

そしてどうやらその秘密には惣右助も関わっているみたいで……?

 

と続きが気になるストーリーとなっています!

単純なイケメンロマンスじゃない、深みのあるストーリー設定に引き込まれます。

 

 

さらに、構成もすばらしく、結構ややこしい話なのに、分かりづらさが一切なく、ページをめくるたびに新鮮な驚き、展開がうまく詰め込まれています。さすがベテラン作者。

こんなに豪華でコミックスの値段一緒でいいのかな(笑)って思うくらい華やかなページで、買って損をしない1冊ですね。

 

 1巻のお気に入りは、朱音の元婚約者・誠二郎が訪ねてくるエピソード。朱音が過去を捨て、「茜」になるシーンですね。

本当に愛していて、幸せだったころの象徴のような誠二郎を前に動揺する朱音ですが、誠二郎が刀を抜いてしまわぬよう、罪人になってしまわぬよう、凛々しい笑顔で、自分は女郎であると伝えるシーン。痺れました。

愛ですね!!!

いやあ、本当に、女性の強さってこういう形がすごく痺れますね。

朱音のことを心から好きになったシーンでした。

 

 

そして恒例の壁ドン紹介。

今回壁ドンあったかな?と探してみたら、ありました!

少女漫画の1巻には必ず壁ドンがあるのではないかという仮説はまだ続行中です(笑)

 

今回の壁ドンは朱音×利一郎ペア。

意外にも利一郎だった。利一郎が朱音を問い詰めるシーンでの壁ドン(軽め)です。

こちらの壁ドンは全然甘くありません。

壁ドン⇒土下座という初めてパターンでした!動きがあって効果的なシーンですね。

壁ドンされて目を閉じておびえる朱音に、すばやく土下座で後悔を告げる利一郎がイケメン…!

利一郎の紳士っぷりにトキメキがとまりません。

こんな壁ドンもいいね!とほくそえんでいました。変態ですね。

 

強引な惣右助と、紳士で従者な利一郎。

美味しい役者が出そろったところで次巻へ続きます。

 

朱音の過去に何があったのが、惣右介の本心は?

気になる!

 

 ということでまた2巻の感想も書きたいと思います。

和モノが好きな方にはめちゃくちゃおすすめの作品です。

糖度もばっちりなので、単なる少女漫画好きの方にもぜひ^^