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気の向くままに

乙女ゲームとか。少女漫画とか。たまーにOLの日常とか。

海街diary1 蝉時雨のやむ頃 感想

 

 

 

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス)

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス)

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 

TSUTAYAに行ったときに映画版のポスターが貼ってあるのをみて、久しぶりに再読しました。海街シリーズ第一巻。

 
 
 
いつも400円台のコミックしか買っていなかった私が、ちょっと違う雰囲気のマンガも読もうかな、なんて思って平積みされていたこのシリーズを買ったのを覚えています。
 
 
それがめちゃくちゃあたりで!
かなり大好きな作品となりました。
 
 
 
記憶ではすずちゃんのイメージが強かったのですが、意外にも1巻は佳乃の物語からはじまります。
 
 
幼少期に父親が女と出ていき、次いで母も男と出ていったために、祖母に育てられた3人姉妹が、父親の死をきっかけに腹違いの妹と同居をはじめるお話です。
 
 
こう書くとものすごくドロドロした話のようですが、この作品の特徴は、その瑞々しさです。設定の奇抜さを生かしながらも、それぞれの女性の日常がとても丁寧に描かれます。
 
 
全然違う意見や性格でも「やっていける」それが家族のいいところだよなあとしみじみ思いながら読み進めました。ほっこり!
 
 
 
1巻は佳乃メインで2話、すずメインで1話あります。
 
 
父親のお葬式の第一話は、さすが第一話だけあってしっかりまとまっています。幸の台詞がささります。父親をゆるせなくても、再婚相手が弱い女だと知りながらも、大人の対応をみせる幸姉。本当に偉いです。
 
でもきっと、幸がしっかりしていられるのは、佳乃や千佳のおかげでもあるんだろうな。
 
 
2話の佐助の狐は佳乃の恋。朋章が高校生だったことには正直衝撃。まじか!そんなオチとか意外!
 
 
3話目はすずのターン。すずちゃんがちょっとずつ年齢相応の表情をみせてくれるようになるお話。それにしても、サッカーは意外だった!今でこそ割と知名度高い女子サッカーですが、結構前の作品で取り上げられてることに驚きました。盛んなところでは盛んなのかな?
 
 
すずちゃんの楽しい中学ライフかと思いきや、イケメン多田くんの病気がテーマの悲しい話でした。風太のやさしい心が染みました…!
 
 
作中で朋章も指摘しているように、この4人が、あまりにも自然に姉妹となるのがこの作品の特徴であり、魅力です。
 
もう妹だからちゃんづけしないよって伝える幸姉の優しさだったり、自分勝手に見えておせっかい焼いてくれる千佳だったり。佳乃を純粋に心配するすずだったり。
 
そう簡単にはいかないだろうな、と思うけれど、それでもそうだったら素晴らしいなと思わせてくれるこの姉妹の関係性にどんどん魅かれていきます。
 
それぞれのお話の中に、軸となるキャッチ―なエピソードはあるものの、本当に日常を描いた物語なので、どんな展開をみせるか全然想像がつかないところも魅力。
まるで、現実世界かのように多い登場人物に、風景。どんな広がりを見せていくのか楽しみにしつつ、2巻に手をのばそうと思います。